出会いと別れ

出会いがあるから、別れがある。
特に留学先では、ある一定の時期を過ぎたら別れの方が多い。日本にいたときにはこんなにも「さよなら、またね！」と言ったことがない。

今日は７ヶ月一緒に住んでたアレックスがドイツに帰った。
最初の印象は「この人と一緒に住むの嫌だ・・。家に帰りたくない。」だった。
だけど、数ヶ月過ぎた頃には他のルームメイトには抱かない感情を持つようになっていた。

基本的に神経質で、どこかドイツ人らしさを抱かせる偏屈さ、思ったことは良いことも悪いこともズバッと言う性格、でも逆に裏表がなくて、実は深い所では思いやりがあって、困っていたら良いアドバイスや助けの手を差し伸ばしてくれる優しさ。彼から学んだことはすごく多くて、気持ちは一方通行のままだったけど、はじめて人に好きだと伝えれたのが彼で良かったかなと思う。

恋愛感情は抱いてなかったかもしれないけど、ルームメイト、友人としては大事に思っていてくれたと思うし、少なくともたまーに微妙に感じてた。

私がトロントに来ていなかったら、同じ時期に同じ家を見つけていなかったら、出会わなかったと思うと不思議すぎる縁。アレックスに限らず、今一緒に住んでいるみんなが同じ時に
同じタイミングで一緒の家を探し当てているなんて・・・。
マイケルがよく言うけど、私たちはpiece of puzzleであって、それが奇跡的に組み合わさってるって。みんな「自分たちの家のルームメイトは最高だ」って言うくらい、本当に私はラッキーな家とメンバーを見つけた。言葉とか関係ないくらい、お互いのことをわかっているし、それぞれの描いた希望通りの未来が来るように心の底から応援している。

私は今年の夏にヨーロッパへ１ヶ月半くらい行くけど、アレックスと会えるといいなぁ。

彼が悲しい思い出をタトゥーで刻んだように、私はアレックスと出会ったこと、学んだこと、今のこの思いを忘れないように４つ目のピアスに託した。

自分を変える

ここ１年で自分でビックリしてるのは、髪の毛をかなり短くしたことかなと。

最近また髪を切りまして、今の髪型はこんな感じ。

もちろん日本人美容師のいる美容院へ行きました。

Young and Bloorの近くにあるDFっていう所です。

ちょっと前下がり気味にしてもらっててお気に入り。

明日多分４つ目のピアスをあけます。右の軟骨に。痛いだろうなぁ。

でもね、今回のピアスの意味はLost and Foundにしたいと思っているので、絶対あけたいのです。

私の耳のピアスは１つずつ一応意味があってあけているのです。といっても、３つしかあいてないけど。奇数にしたいけど、５つ目はなんかまたあった時にあけたいと思います。

まーね、２７になってもいつまでもやっていることは子供なのかもしれません。

トロントで１０ヶ月生活して

３月のトロントはもう春です。いや、ほぼ夏です。キャミソールとか短パンとか履いて、思いっきり夏の服装した人が闊歩してます。今年の冬は暖冬というか異常気象で、私がトロントで体験した一番寒かった日はマイナス１５度。しかも、１日のみ。
公園で日向ぼっこしてるのがすごく気持ちいいです。

よく考えることがあるんだけど、私トロントに来て何か変わったのか？ということ。
最近センチメンタルなので、ちょっとそういうことを考えてみようと思います。
他のルームメイト達いわく、「海外で１人で暮らして、成長しない訳がない、間違いなく出来るようになってることは多いし、強くなってると思う！」とのこと。

出来るようになったこと

• 英語でコミュニケーションとれるようになった。（来る前からまったく喋れないというわけではなかったけど、１時間でも２時間でも喋っていられるようになった。）
• 知らない人のいるパーティーでもなんとかやっていけるようになりつつある。（多分人見知りなんだけど、まったく知り合いのいないトロントで交友関係を作るには、知らない人のいる所に入っていくしかないわけで、ちょっとは社交性もついたような気がする。）
• 外国人の同僚と外国人のボスの下でなんとか働ける。
• カフェ業務が出来るようになった。
• 海外英語ドラマが字幕なしでもなんとか見れるようになった。
• カフェで働くようになって、色んな英語が聞き取れるようになって来た気がする。（色々なアクセントとか、言い回しとかに少しは強くなって来たと思う。）
• 一人で起きれるようになった。朝の５時に毎日！笑。
• 洗濯、炊事が出来るようになった。
• かなりの距離歩けるようになった。
• チップ払うのに抵抗がなくなった。
• どの国籍の人とでも仲良くなれるようになった。前は新興国の人に対する偏見とか、ある特定の人に対する人種偏見ってあったんだけど、それがほぼなくなった。多分トロントのお陰。本当に色んな人がいる。色んな良い人がいっぱいいる。
• 好きな人に自分の気持ちを伝えられるようになった。

振り返ってみると、フツーにそんなことできるわ！と思われてしまいそうだけど、私の中では自分で生活できるようになったというのは大きな成長だと思う。２７年、親元で生活してたから。結婚する前に１度は１人暮らししてみたいと思っていたから、こんな型（海外）で一人で暮らすようになるとは思ってもいなかったけど、本当に良い経験をさせてもらってると思う。　

今の家を選んでかけがえのないルームメイト達に会えたのも、本当に奇跡だと思う。

一人残らずみんなすごく良い人達で、１００％信頼できて、優しくて、一緒にいて楽しくて、性格も良くて、私は本当に幸せものだと思う。長いか短いかわからない私の人生、半年っていう私のカナダ生活の半分以上を占める期間を彼らと一緒に過ごせてるのは、ラッキー以外の何モノでもない。

Disadvantageも。

• レディーファート（女性扱いされるのに慣れて来てしまっている。扉開けてもらったりとか、荷物持ってもらったりとか、他もろもろ）
• たまに英語の方が楽なときがある。日本語の敬語がめんどくさくなりつつある。
• ダウンタウンに住んでるから、色々と便利なことになれつつある。
• 何時に起きても、何時に帰って来ても自己責任。

うーん。

とりあえず、今日はこんなところで。

モチベーション

自分はすごく打たれ弱かったようで、日曜日からぐったりしてます。
体の疲れがひどくて、何もやる気が起きなくて、ごはんも買って来てばかり。
仕事終わって家に昼過ぎに帰ってくると、２、３時間寝てしまいます。。
なかなか難しいねぇ。
マイケルに失恋のキズは日にち薬だからと言われ、まさにそれを実感しています。

多分私が気まずくしてるんだろうなぁ。
そして、同じ家に住んでいる以上どうしても会ってしまうのよね。避けたいのに。
会えば向こうは「Hey」とは声をかけてくれるけど、もともと無口な人なので私がなんかネタをふらない限りお互い無言。
そして、ふられた今一緒にいるのが辛いし、まだ好きだけどもう何を話していいのかわからないし。だいたい私そんなにtalkativeでもないし、話していて楽しい相手でもないと思うのよね・・・。

先週一緒にパーティーに行った時に、ドイツ人が多くて、彼がそのドイツ人達と話していたんだけど、初めて会ったとか知り合って日が浅い感じの人達だと、聞かれたことには答えるけどそれ以上はないというか、聞き返さないってのがドイツ人らしい。「彼らはtypical Germanだ！」と。あんたもそうやんと言ったら、「僕たちはもう違う！（知り合いじゃん）」と言っていたけど。余計なことは話さないのがドイツ人なのか？
そう考えるとやっぱフランス人はラテンが入ってるよなーってケヴィンとルイキを見てて、思う。彼らはお喋りだし、特にケヴィンは褒め上手。

ちょっと話がそれましたが、アレックスはあと一週間しかトロントにいない訳なので最後に嫌な思いをさせたくないので、そろそろ元気なフリでもしないといけないかなーと思います。週末にBBQやろーって言ってたけどど、雨だよな・・・。

思い返してみれば、色々一緒に出かけたし、色々誘ってくれたよなーって思う。
オクトーバーフェストは一緒に行ったし、ハイディ帰っちゃってからもモントリオールとかナイアガラのアウトレットとか誘ってくれたり（バイトで行けなかったけど）、はぁ。。。

Don't be sad, you still have times and you Never know what's gonna happen !

失恋

どーもどーも。
失恋をいたしました。

というか、人生初告白？をした自分を讃えたい。
私の人生初告白は英語だった。ドイツ人に対して。
そんなこと誰が想像しただろう。おもしろいもんだね。

もう帰っちゃうから、ただの仲良かったルームメイトだけで終わるのが嫌でね。素直に気持ちを伝えてみたよ。
友達以上としてはみれないって言われ、確かに！となんとなく思った。
好きだと思うんだけど、ほんとに好きかはよくわかんないんだよね。
マイケルに告白後に悩み相談してたら、ハイディがいなくなっちゃったからアレックスへの比重が重くなったってのもあるんじゃない？って言っていたー。

気持ちを伝える前にアレックスと「人の人生はいつ終わるのかわからない」「リスクをもっととるっていうnew year resolutionをハイディと作った」とか色々と話していたのだけど、アレックスの批判的な性格からnew year resolutionを作る時点で間違ってるって言われましたね・・・。やりたいことがあるなら、思った瞬間からやらないと！って。

そんな話の流れから、今日しかないだろうと気持ちを伝えたわけです。

気持ちを言えたことを褒められた私。オイ！

この先一生の人生でもう会うこともないのかーと思うと、切なくてしょうがないです。
アレックスにどれだけ助けられたことがあっただろうか、相談にたくさんのってくれたなーとか、アレックスの悩み聞いたりとか、一緒にたくさん飲みやパーティーに出かけたなーとか、酔っぱらった私の介抱もしてくれたなーとか、バカも一緒にやったなーとか、料理一緒に作ったなーとかゴハンくれたなーとか、映画一緒に観たなーとか。いっぱい思い出がありすぎる。。
考えだすと悲しいですね。。

ま、現実を受け止めて頑張ります。
気持ち伝えてからはほぼ会ってないから、ちょっと微妙な感じですが、水曜日くらいから復活したいと思います。今はまだ喪に服します。気持ちも塞ぎ込みすぎてるし、胃もモヤモヤ。

９ヶ月日記

またまたちょっと遅くなってしまいました。９ヶ月日記。
もうトロントでの残りの生活は２ヶ月強になってきております。早！
日本に帰りたくない！はぁ。
今のこの一瞬一瞬がベストだと思うから、それを失いたくない。。

２月から３月にかけては、NBAのバスケをアレックスとルイキとエアカナダセンターに見に行ったり、トロント大学の学生寮のパーティーに出かけたり、ケヴィンの友達のフランス関係パーティーに行ったりとパラパラと遊んでました。
フランスパーティーは完璧に私とアレックスはAwayな感じで２人でずっと喋ってました。英語を。。だって、フランス語わかんないんだもん。ハウスパーティーの後はそのままみんなでクラブに移動したんだけど、ケヴィンが使ったエージェントが主催のパーティーだったのでほぼフランス人。これまたアレックスと一緒にいました。
アレックスがゆっくりで簡単なフランス語ならわかるので、たまに訳してくれたりとちょっと助かりました。そういえば今週末からルイキの両親が２週間程カナダに来るので、簡単なフランス語だけもう１度覚えようと思います。