Monday, September 17, 2012

5 Broken Cameras

アムステルダムでピーターから受けた影響は鮮烈なモノだった。って前のブログに書いたけれど、これもその1つ。
今回のブログのタイトルは5 Broken Cameras、私がアムステルダムで観たフィルムのタイトル。
ピーターは私とハイディをアムステルダム観光に連れて行ってくれたのはもちろんのこと、夜は映画を観にも連れ出してくれました。私たちが観たのはドキュメンタリーのようなもの。ちょうど8月のアムステルダムではOPEN AIR FILM FESTIVAL AMSTERDAMというものがやっていました。

      

内容はパレスティナとイスラエルの問題の話。このフィルム自体90分くらいあるので、youtubeだけだとわかりづらいかもしれないけれど、すごく考えさせられるフィルムだった。このフィルムは領土問題を取り扱っているのかなーと感じた。
ただこのフィルムは、パレスティナのフォトジャーナリストが撮っているから、見方はパレスティナサイドよりのもの。
題名の5 Broken Camerasは約1年ごとくらいにイスラエルの軍人に撮影中にカメラを壊されてしまい、今5代目を使ってますよ・・っていう感じ。

恥ずかしいけど、、、私の中で中東問題は漠然としていて「中東は内紛とテロが多い」というかなり中途半端な認識でしかなく、詳しくわからなかったのですよ。
ハイディの先攻はMiddle Eastなので彼女は特にこのドキュメンタリーを興味深そうに見ていた。ハイディがイスラエルがパレスティナの領土にどんどん自国の領土を作り出している、イスラエルが高速道路を新しく作ったけれど、パレスティナの領土を通るもので、イスラエルの高速道路によってパレスティナの高速道路は使えなくなっている場所もある・・と色々教えてくれました。

自分なりに色々勉強してみたけれど、宗教問題って非常に難しいね・・・。余計にこんがらがりました。そこにさらにアメリカの支援とか入って、パレスティナとイスラエルの問題は子供と戦士の戦いのようだ・・とも。武器をもたないものと、武装し圧倒的な力を持つものの戦い。ハイディもピーターもパレスティナがイスラエルの領土になるまでは続くだろうねぇ・・と言っていたし。

自分の中でこの問題に見解を出すのは難しいけれど、まずこんなことが起こっているんだっていうことに気づけたことが第一歩というか。


これは映画の会場。外での鑑賞です。


場所は港。私は風邪を引いていたから、けっこう寒かったー。

フィルム見終わってからも、3人で港を見ながら焚き火に当たり、色々話したり。

アムステルダムでは夜のテレビでもドキュメンタリーは多いし、たまにこうやってイベントもやっているよ、と教えてもらった。
日本でもこういうイベントって多いのかな?私が知らないだけ?



覚え書き

ユダヤ人は、ヨーロッパのキリスト教社会で迫害された。新約聖書の中に「ユダヤ人がキリストを捕らえて十字架にかけた」と書いてあるから。中世のヨーロッパでは、お金を扱う金融業は「汚い仕事」という見解。

イスラエル建国→イスラエルを認めないアラブ連合(エジプト/シリア/ヨルダン/レバノン/イラク)との戦争(第一次中東戦争)→国連分割会議→イスラエルがパレスチナ全土の77%を占める。

パレスチナ人=アラブ民族

イスラエル ユダヤ人の独立国家を作りたいという思いから

PLO(パレスチナ解放機構)=イスラエルによって奪われたアラブ人の土地を奪い返そうと作られた組織

参考書:そうだったのか現代史 池上彰著

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